理科大交流会お疲れ様でした。午後はSV企画にほんの少しだけ参加していました。問題だらけのパーティーではありましたが、自分では(当日深夜までテラピース集めに奔走する等して苦労した結果)割と気に入った構築となったので、そのうち見返すこともあるかと思い、今回の構築について(ほぼ自分用に)備忘録にまとめておきます。
以下が今回使った6匹です。
コンセプト
名前が「ト」「ウ」「キ」「ヨ」「リ」「カ」で始まるポケモンをそれぞれ1匹ずつ選び、6匹でパーティーを組む(理科大交流会の東京理科シングル準拠)。
以下は参考までに昨年度の交流会で使った6匹です。
そもそも今年度のSV企画のルールはレギュレーションC準拠であり、わざわざこのコンセプトに沿う必要性は皆無でした。ただ、自分としては
①SVのランクマッチを9戦しか潜っておらず、環境ポケモンについての知識が少ない
②パオジアンしか四災ポケモンを所持しておらず、パラドックスポケモンに関してもあまり捕獲・育成していない
③ランクマッチで使っていた個体の多くは少し前に開催された『ポサシングル仲間大会2023』にて既に公開してしまっており、挙句0勝11敗を記録したため勝てる気がしなかった
④去年の理科大交流会に出ていた人がもしかしたら思い出してくれるかもしれないと期待した
この4点があり、東京理科シングルのルール準拠で構築を組むことになりました。
構築経緯
・昨年度は構築に入れていたウルガモスをあまり上手く使えなかったため、今回こそはしっかり強く使おうと思い、最初にウルガモスの採用を決定。
・「ヨ」から始まるポケモンを調べた結果SVで使えそうなのはヨーギラスとヨクバリスの2匹だったため、見た目が可愛いヨーギラスをタスキ枠で採用することを決定。
・去年のエース枠だったキングドラが使えないこともあり、元々パラドックスポケモンとしても使ってみたいと思っていた飛行テラスのトドロクツキをエース枠として採用。
・「キ」の枠にはキョジオーン、キリキザン、キノガッサ、キラフロル、キマワリ辺りが考えられたが、
①友人のキョジオーンに詰まされた経験があり、キョジオーンやヘイラッシャ、チオンジェン等耐久ポケモンに対して恐怖を抱いていたので対策したかった
②流石にキノコのほうしを対面で撃つのには抵抗がある
③こちら視点で役割は決まっていても相手視点では多くの技が考えられ、型を1つに絞りにくいであろうポケモンであり、単純に読み合い、見せ合いの観点から都合がいい
④耐性が優秀なため輝石を持たせればある程度の耐久が期待できる
⑤見た目がカッコいい
この5点からハサミギロチンを撃てる輝石キリキザンの採用を決定。
・カイリューはエースのトドロクツキの役割を奪う恐れがあり、また純粋に格闘や地面の一貫が少し気になったためスイーパーとしてカラミンゴをスカーフで採用。
・可愛いのでリーフィアを採用したかったものの、純粋に飛行の一貫切りをキリキザンのみに任せるのは厳しいと感じた(ヨーギラスを同列に扱うのは無理がある)ので断念。結果的にカイリュー対策枠として(?)リキキリンを採用。
※パーティーの決定・育成共に当日の深夜4時くらいまでかかったため、試運転はせずこのまま6体が確定しました。
個体紹介
トドロクツキ@ブーストエナジー
こだいかっせい テラスタイプ:ひこう
いじっぱり 193(100)-188(92)-114(180)-x-125(28)-153(108)
・最速セグレイブ抜き
今回の構築のエース枠です。レギュレーションCルールに準拠して普通に組むパーティーと比較して明らかにパーティー全体のパワーが低いこともあり、ある程度無理にでも選出しなくてはならないと考えました。そのため単体でも動かしやすい調整が無いかと探した結果、シーズン5最終357位カズキさんの調整をそのままお借りすることになりました。
ウルガモス@おんみつマント
ほのおのからだ テラスタイプ:くさ
おくびょう 191(244)-x-112(212)-156(4)-126(4)-138(44)
・S+1で最速テツノツツミ抜き
昨年度から続投、不動の「ウ」枠です。1ウエポンの型が個人的にあまり好きではなく、かつ蝶舞を積んだのちは自動的にエースのような動きになることを予想しフェアリーテラスではない型を探しました。トドロクツキを通す上でパオジアンが大きな障害になるため、HBに厚めに振った型としてシーズン5最終185位めぐみんさんの調整をそのままお借りする運びとなりました。
キリキザン@しんかのきせき
まけんき テラスタイプ:ひこう
いじっぱり 171(244)-167(52)-120-x-90-117(212)
・シーズン5上位の方の構築記事を幾つか読み、その中のノーマルテラスカイリューのすばやさ調整の中で最も速かったS116調整のカイリュー抜き
ドドゲザンのほぼ下位互換とならないようにSラインに気をつけ、素早さに重点をおいて調整しました。おそらく突破不能になるであろう耐久ポケモンに対するハサミギロチン、エース2匹にとって重くなるであろうカイリューに対する妨害としてでんじは、襷やマルチスケイルのケアとしてステルスロック、残りの1枠は迷いましたがハバタクカミやミミッキュへの打点となるアイアンヘッドを選択しました。悪技を切ったためサーフゴーに対してほぼ何もできませんが、向こう視点もキリキザン相手に長く居座るのは面倒だろうと考え割り切りました(ちなみに当日深夜1:30から色厳選しました)。
ヨーギラス@きあいのタスキ
こんじょう テラスタイプ:いわ(一応悪がいいような気もします)
おくびょう 125-x-71(4)-97(252)-70-102(252)
バークアウト ステルスロック ちょうはつ こわいかお
起点作成を主目的に、かつできるだけ相手の起点にならないように意識して調整しました。キリキザンとやることが完全に同じになってしまうと絶対に選出しなくなるので、ステルスロックに加えてちょうはつを採用しました。また、龍舞等の積み起点になりにくいようにかさねがけ可能で命中安定のこわいかおを選択しました。残りはがんせきふうじ、じならしと迷いましたがS調整という意味でこわいかおと役割が被っており、またあまりにもサーフゴーが怖かったため気休め程度ですがバークアウトを選びました。
リキキリン@メンタルハーブ
テイルアーマー テラスタイプ:フェアリー
のうてんき 227(252)-110-134(252)-130-81(4)-80
テラバースト じしん くろいまなざし ふういん
先述した『ポサシングル仲間大会2023』の内容を踏まえた結果採用されてしまった、「カイリューを捕まえてTODする」リキキリンです。元々しんそくとじしんが通らないムウマージでやろうとしていたのですが、リキキリンについて少し調べていたところYouTubeのアシクリchさんで紹介されていたので(多分)そのままお借りしてきました。しかし、被TODの経験しかないことと、オフの交流会でTODできるほどの精神力が無いこともありお守り程度でした(実際に使う場面が来なくて助かりました)。
カラミンゴ@こだわりスカーフ
きもったま テラスタイプ:かくとう
ようき 163(4)-112(252)-115-x-111-149(252)
スイーパーです。タイプ一致のメインウエポン2種に加え、昨年カプ・コケコに採用せずに後悔した交代技枠としてとんぼがえりを採用しました。残りはじごくづきとアクアブレイクで迷いましたがBダウンを引ければ御の字と考えアクアブレイクを選択しました。最速で育成しましたが、準速でもパオジアンやテツノツツミまで抜けており、ドラパルトが環境トップに多くいないことを鑑みるとA特化の方が良いのかなと思います。
選出
基本的には「キリキザン+トドロクツキorウルガモス+カラミンゴ」で考えていますが、どうしてもヨーギラスを出したくなった場合はキリキザンとヨーギラスを入れ替えても(相手の6匹によりますが)そこまで問題は無いかなと思います。また、トドロクツキはS自体は高くない調整ではありますが、積まなくてもアクロバットの火力自体は十分に出るのでカラミンゴの箇所にトドロクツキを入れてもいいと思います。
おわりに
剣盾でもSVでもスパボ級のトレーナーが浅知恵で考えた並びだったため不安しかありませんでしたが、お借りしてきた個々の調整がしっかりと考えられていたおかげでハサミギロチンを押すことなく無事SV企画を終えられました。
最後に、今回の理科大交流会の全体として、企画・運営してくださった皆様、午前並びに午後企画で関わった皆様、本当にありがとうございました!いまのところは夏合宿に参加する予定ですので、その時にはまた仲良くしていただければ有難いです。